たぁくらたぁの徘徊

この夏、怪談物が少ないと思っていたら「世界の恐怖映像2011 超コワい絶叫動画40連発！」って番組をやっていたので覗いてみた。





・・・・・・・・・・・・・






ほとんどが依然見たものばかり。








しかしテレビ局の手抜きもここまで来たか？








集められた映像はどれ一つ検証する事もなく、すべてを「霊」だの「悪魔」だのと関わり付けしている。

そのほとんどがネットに放たれた訳の解らないものばかり。

悪魔祓い、アジアの国のものらしいがサイババを彷彿とさせる演出、おかしいだろ？

交通事故で亡くなった少女の霊を乗せちまって事故を起こす、これって他の番組で作り物だったってテロップが出たぞ。

夜ビデオをまわしながらの肝試し、化け物に追いかけられたらカメラを撮る余裕無しに必死で逃げるだろうが？

首のない白装束の何者かに追いかけられる？

あんな感度の悪い家庭用ビデオだったら、顔だけ黒のパンスト被って走ってればあんな風に映るだろ？



どうも視聴者の期待するように事が起きて、作り物の疑いがどうしても拭い切れない。


ジャパニーズホラーがハリウッドに大うけになってから、この手の映像に出てくる幽霊は決まって「白いロングドレス」と長い黒髪に隠れて顔が見えない物ばかり。

「リング」や「呪怨」の影響を受け過ぎやで。





ヨウツベなどでは、競ってそういう映像を投稿している。

真贋の検証無しにそういった番組で垂れ流すのは止めて欲しい。


いまだに廃墟になった病院や建物に深夜「肝試し」と称して訪れる若者が後を立たない。

トラブルも後を絶たない。

霊の存在など殆ど信じない自分だが、死者を冒涜する行為だけは慎みたいもんだ。